ナンバデンタルオフィス

働き盛りの40~50代に「再発虫歯」が増えている。

お問い合わせはこちら

働き盛りの40~50代に「再発虫歯」が増えている。

働き盛りの40~50代に「再発虫歯」が増えている。

2022/03/07

働き盛りの40~50代に「再発虫歯」が増えている。

1989年から始まった8020運動によって80歳で自分の歯が20本以上残ってる人は2人に1人以上となり、虫歯や歯周病で歯を失う人が減っています。

一方、日本歯内療法学会の調査によると、働き盛りの40~50代に「再発虫歯」が増えていることも明らかになりました。

 

80歳で20本以上の歯が残る高齢者は、2人に1人以上に

 

2016年に実施された最新の「歯科疾患実態調査」によると、80歳で自分の歯が20本以上ある高齢者、8020達成者の割合は51.2%になり、過去最高となりました。2022年に向けて新たな到達目標(60%)も設定されています。

高齢者が自分の歯を残せるようになった背景には、1日3回以上のはを磨く人が増え、多くの人が定期検診を受診するなど、口腔に対する健康意識が高まったことが挙げられます。その結果、虫歯や歯周病が原因で歯を失う人が減ってきたと考えられます。実際、虫歯も減ってきています。

更に歯科業界においても2000年に国際歯科連盟によって提唱された「ミニマルインターベンション治療」の考えが浸透して出来るだけ歯質や歯髄の健康な部分を残しながら虫歯の治療をすることが主流になってきています。これも8020の達成率を押し上げた要因だと思います。また、今は歯を失う理由には歯の破折によるものが多くなっています。歯の破折については依然ブログで説明しているので参照ください。ダメージの大きな歯も残せるようになったことで、歯根部分が割れて抜歯せざる得なくなっているのです。

 

 

 

神経を抜いた歯のケアが不十分で再発のリスクが高まっている

高齢者の歯の保存率が高まる中、日本歯内療法学会が20~50代の勤労世代200人を対象に実施した調査では、働き盛りのミドル世代(40~50代)において「再発の虫歯」が多いことも判明しました。各世代に虫歯治療の経験について尋ねたところ、ミドル世代では90%以上の人が「治療経験がある」と回答していますが、40代と50代の治療経験の割合を比較してみると、その差は4ポイントと小さく、新たな虫歯の発生は減少していると推測されます。一方で、40代では46%、50代では70%もの人が虫歯の再治療の経験がありました。また虫歯治療で神経(歯髄)を抜いた経験がある人は30代から増え始め、40代では46%、50代では66%と非常に多くなっています。歯の神経には痛みを感じて虫歯になっていることを知らせる大切な役割がありますが、その神経を抜くほど悪化させてしまうケースが多いのは問題です。(神経を抜かなければいけない場合もあります)神経を抜いた人に治療した歯を確認したところ、40代では約7割、50代では約8割の人が「記憶が曖昧、覚えていない」と回答しました。こんことから、神経を抜いた歯を意識した口腔ケアができておらず、虫歯の再発のリスクを高めていると考えられます。更に神経を抜いた歯の再治療が40代では20%、50代では38%にみられることが調査で判明しました。神経を抜いた歯は痛みを感じにくく、虫歯に気が付くのが遅れるため注意が必要です。

唾液の分泌量が減ることも再発虫歯が増える原因に

ミドル世代の虫歯で最近増加しているのは「歯根う蝕」です。歯周病を治療して炎症が治まると歯茎が引き締まり、本来は歯肉で覆われている歯根の部分が露出し、そこから虫歯になりやすいことが分かっています。また、過去の治療で入れた補綴物(被せ物や詰め物)の劣化部分から細菌が侵入して虫歯になるケースも目立ちます。だからこそ適合の良い補綴物を入れなければなりません。

虫歯の発生にあ唾液の分泌量も影響します。虫歯の原因となるプラークは食べ物などに含まれる糖分を餌にして酸を産生し歯を溶かします。

唾液の量が減少するとこの働きが弱まり、虫歯になりやすくなるのです。唾液の分泌量が減少する原因としては、加齢による唾液腺の機能低下のほか自己免疫疾患や口呼吸、ストレスなどの影響も強く受けます。また薬の副作用によることも多く、唾液の分泌を抑制する薬剤として知られているのが精神安定薬や高血圧症の薬などです。更にシェーグレン症候群などの疾患も口腔乾燥症(ドライマウス)を引き起こし、唾液が減少する原因になります。

虫歯予防の観点においても唾液の分泌を促すことは非常に重要で、オーラルフレイルが問題になっている高齢者だけでなくミドル世代に対しても唾液線マッサージ等の指導に積極的に取り組みたいものです。また、口の周りの筋肉を動かして唾液腺を刺激し、唾液の分泌を促すために、普段から食べ物をよく噛んでだべることもアドバイスして頂けるといいと思います。再発虫歯を放置すると歯を失うリスクが大きくなります。ミドル世代の再発虫歯の予防には、定期検診によるサポートが欠かせません。

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。