ブラッシング(歯磨き)は食後30分後が歯に優しい? / 新橋(汐留)にある歯医者のナンバデンタルオフィス
2022/05/16
昭和の常識では、ブラッシングは「3:3:3(1日3回、食後3分以内に3分間磨く)」でした。
平成の中頃、「食後すぐに歯を磨くと、食事中に表層脱灰されたエナメル質を傷つけるため、唾液による再石灰化で表層脱灰が修復される時間を置いた方がいい」とされていました。
これはもともと酸蝕症に関する話だったにもかかわらず、報道のされ方が誤ったまま「食後30分以内のブラッシングは避けるべきである」という考えが広がってしまいました。
う蝕予防のブラッシングの目的は酸を産生する細菌のエサとなる発酵性糖質を取り除いて、酸を出させないようにすることです。
「食後すぐ」が正しいブラッシングです。
これについては昭和の常識が正しかったようですね。(個人的には3分間のブラッシングでは足りないと思いますが)