新橋の歯医者ならナンバデンタルオフィス ― 精密治療に欠かせないサージテル
2021/10/01
どんな治療で何をするために使うの?
顕微鏡があるからといって治療が上達するわけではありませんが、顕微鏡を使用しないとできない治療があります!
いくつか例を挙げていきたいと思います。
↓ 例 ↓
①プラークや歯石の除去
みなさん、検診でいつもクリーニングをしてもらうと思います。
拡大して見ることで、歯や歯茎の状態をよく見ることができます。
汚れの取り残しを無くしたり、虫歯や歯周病などの予防や早い段階での発見・治療が可能となります。
②補綴物の正しいセット
肉眼では見えない程の隙間やズレの確認や、はみ出た接着剤の除去などに使用します。
少しでもズレてしまうと噛み合わせに影響が出てしまいます。
拡大して見ることで、ズレをなくしたり、細かい調整ができるようになります。
③根管内に取り残された折れたファイルの除去
ファイルは、根管の中に入れるので、とても細いです。
これが誤って根管内で折れてしまうことがあります。
肉眼では取り除くことができないので、そのまま被せ物をします。
折れたファイルはレントゲンで存在を確認することができます。
顕微鏡を使って、根管の壁に穴が開かないよう、とても慎重に取り除き、再治療します。(失敗すると、予後が大変悪くなり抜歯の可能性が出てしまいます。)
④パーフォレーション(穿孔)の処置
パーフォレーションとは、根管側から骨の方へ貫通してしまっている状態のことです。
虫歯が深すぎて起こる場合と、治療中の器具の操作によって起こる場合があり、根尖病巣を起こりやすくなります。
顕微鏡を使って、根管に薬剤を詰めるなどの処置をし、できるだけ歯を残せる状態にします。
⑤破折線の発見・治療
根の治療をしても症状が消えない等の場合、歯根破折を疑います。
しかし、肉眼では確認できないため、断定できません。
顕微鏡を使えば、破折線を確認することができ、正しい診断と治療を行うことができます。
⑥細かくなった歯の抜歯(残根の取り除き)・不良肉芽の除去
歯が歯茎の中で割れている歯根破折や、骨に吸収されている歯、抜いている途中で歯が割れてしまい、取り残された歯(残根歯)の抜歯にもとても役に立ちます。
⑦新しい根管(未処置根管)の発見・治療
根の治療したのに、症状が引かない場合、治療ができていない根管が存在することがあります。(肉眼では確認できないため、未処置の根管がある)
その箇所がが原因で症状が出ている場合があります。
顕微鏡を使えば、根管の発見から治療まで行うことが可能になります。