メタルフリー治療のメリットとは？金属が体に及ぼす影響②

一般的に「銀歯」と呼ばれている金属の詰め物・被せ物(クラウン)には、銀ではなく金銀パラジウム合金が使用されています。

金銀パラジウム合金は、金・銀・パラジウム・銅のほか、インジウム等を含み、次のような悪影響を及ぼす可能性があります。

 

・金属アレルギー

金属が唾液に溶けて体内に取り込まれ、タンパク質と結合して異物(アレルゲン)とみなされると、アレルギー症状を引き起こすことがあります。

 

・虫歯の再発リスク

虫歯菌による酸が銀歯を溶かし、銀歯と歯の間に虫歯菌が侵入することで、虫歯が発生しやすくなります。

 

・メタルタトゥー

差し歯の土台や被せ物の金属が溶け出して歯茎に沈着すると、メタルタトゥーを引き起こす可能性があります。

メタルタトゥーとは、歯科治療の過程で金属の破片が歯茎に付着して黒く変色した状態のこと。歯の根元の歯茎が帯状や斑点状に黒ずむため、審美性も損ねます。

 

セラミックを使用したメタルフリー治療は、天然歯のような自然で美しい見た目を再現できるうえ、健康面の悪影響も軽減できます。

近年では身体への影響を懸念して、金属を使用しない「メタルフリー治療」を選択する人が増えています。

当院は自費治療専門クリニックのため、患者様それぞれに合わせた形や色の補綴物を用いた治療が可能です。

何か歯のことでお困りの方は、お気軽に電話でご相談ください。