どうして根管治療に顕微鏡が必要なの?
2021/07/21
みなさんは、歯医者さんに顕微鏡が置いてあるのをご存知でしょうか。
当院には顕微鏡が1台あります。上の写真がそうです。
残念ながら、全ての歯医者さんで顕微鏡が使われているわけではありません。
通院している歯医者さんで確認してみるのもいいかもしれませんね。
当院で根の治療をする際は、必ず顕微鏡を使用しております。
実は、顕微鏡を使わない根管治療は、経験と勘に頼るしかないのです。
その結果、神経や細菌の取り残しが生じることがあります。
根の中は複雑なため、治療は肉眼で確認できません。
そのため、レントゲン写真での確認や顕微鏡を使って治療を行います。(当院の院長は日本顕微鏡歯科学会の認定医です。)
場合によってはCT撮影もします。
顕微鏡を使って治療をすることで、小さな根管も拡大して見ることができます。
根管の見落としや、歯髄や細菌の取り残しを格段に減らすことができる上、精密な治療をすることができます。
また、昔の根の治療中に器具が折れて根管内に残ってしまい、現在までそのままということがたまにあります。(レントゲン撮影後に発覚します)
これも取り除くことができるようになり、再治療が可能になりました。
根の治療でわからないことがありましたら、お気軽に当院までご相談ください。