虫歯菌による脳卒中 / 新橋(汐留)にある歯医者のナンバデンタルオフィス
2023/11/16
年々、生活習慣の変化や高齢者の人口増加により、脳卒中になる人が増え続けています。
治療をしても再発の可能性が高く、運動麻痺や知覚障害、失語症になる危険性があるのです。
そんな脳卒中になる原因は口腔内にもあります。
なんと、虫歯になる原因菌の約20%は、脳出血の悪化に大きな影響を及ぼす細胞因子が存在します。
コラーゲン結合タンパクCnmという因子を持つ虫歯菌(S.mutans)の感染が、脳出血の悪化に強く関わっているのです。
このことは、動物実験で解明されており、歯内感染した動物は、菌血症を起こし、深頸症状悪化や炎症性サイトカイン量の上昇が認められました。
また、虫歯菌(S.mutans)はⅣ型コラーゲンに対し強く付着し、浸潤においても強く関係している。
虫歯原因菌の感染から脳出血を防ぐには定期的な歯科健診が必要です。