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ラバーダムとは?根管治療における有用性を解説

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ラバーダムとは?根管治療における有用性を解説

ラバーダムとは?根管治療における有用性を解説

2024/11/14

こんにちは。新橋のナンバデンタルオフィスです。

前回のブログで、重度の虫歯について根管治療のお話をしました。

今回は、根管治療に必要不可欠な「ラバーダム」について解説します。

ラバーダムとは

ラバーダムとは、治療中に唾液や細菌が入らないようにするために治療する歯だけを露出し、薄いゴムのシートを張る処置のことです。

口の中には数多くの細菌が存在し、唾液中にもたくさんの細菌がいます。

唾液や呼気に含まれる細菌や湿気をゴムの膜で遮ることで、治療する歯が汚染されないようにするのが目的です。

特に有用なのが根管(歯の根っこ)の治療時。

ラバーダムを行うことで、汚染された唾液が根管内に侵入しないため、治療の成功率があがることが実証されています。

そのため、世界の最高水準の治療では必須の治療手技です。

しかし日本ではあまり普及していないのが現実です。

ラバーダムのメリットとデメリット

ラバーダムのメリットとデメリットは以下のとおりです。

<ラバーダムのメリット>

1.根の治療の成功率が格段に上がる

2.治療に必要な薬剤の漏れ防止

3.器具の誤嚥防止

 

<ラバーダムのデメリット>

基本的には治療上のデメリットはほとんどありません。

ただし、器具が歯につけられない方・鼻呼吸ができない方・長い間お口を開けているのが辛い方・ゴムアレルギーの方には適さない可能性があります。

ラバーダムはなぜ普及しないのか

歯医者のラバーダム使用率は、全国で数%ほどと言われています。
※2011年時点

これだけ効果の高いラバーダムですが、なぜ普及していないのでしょうか。

大きな理由として、以下の2点があります。

①手間とコストがかかる

②ラバーダムをしなくても治療することは可能

ラバーダムを装着するのにはいくつかのステップがあり、手間とコストがかかります。

そして、その治療行為に対し診療報酬は0点。

いわば医院側のサービスになってしまっているのです。

また、ラバーダムを使用せずとも治療を行うことができる(使わなくても即座に問題が発生するわけではない)のも1つの要因です。

まとめ

ラバーダムの有用性の高さについてお分かりいただけたでしょうか。

当院では手間と時間はかかっても、歯の根の治療にはラバーダムを使用しています。

ラバーダムの圧迫感などが不安な方は、ご相談ください。

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