虫歯になる原因と予防のしかた
2021/03/24
目次
赤ちゃんは虫歯菌を持っていない?
先日、患者様と赤ちゃんは虫歯菌を持っていないから、虫歯にならい…という会話をしました。
これは本当のことで、産まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、虫歯菌は存在しません。
虫歯は感染症の1つです。ミュータンス菌が唾液を通して感染します。
ではなぜ大人になるにつれて虫歯に罹患する人が増えるのでしょうか。
感染経路はいくつか考えられ、育児従事者(主にお母さんやお父さん)を介してお口の中に侵入してきます。
・熱いものをフーフーしてお子さんのお口の中に入れる
・ミュータンス菌を保持している人のお口の中に入れたものを子供に与える
・スプーンやフォーク、コップなどを共有する
・同じタオルを使う
などがあげられます。
3歳までが分かれ道!
虫歯は硬い組織にできるので、万が一に虫歯菌がお子さんにうつってしまっても、歯が生えていないときは虫歯ができません。
しかし、歯が生えてきてから虫歯菌がうつってしまうと虫歯になってしまいます。
ではいつから乳歯が生えてくるのか?
それは『2歳前後』で、この時期のことを『感染の窓』といいます。
この時期に、親御さんからお子さんへ虫歯菌がうつらなければ、虫歯リスクも低くなると言われています。
なので、親御さんは特にこの時期の感染に注意しましょう!
子供の虫歯は早期発見を!
実は、大人と子供では虫歯の進行速度に違いがあります。
乳歯や生え替わりしたすぐの永久歯は、大人の歯と比べてやわらかいのです。
歯がやわらかいと虫歯の進行がはやく、数ヵ月で大きな穴が開いてしまう可能性があります。
なので、早期発見・早期治療を心掛けるようにしましょう!
今回は、赤ちゃんの虫歯についてお話しましたが、大人の方ももちろん虫歯を放置することは危険です。
老若男女問わず、虫歯についてお困りのことがございましたら、お気軽にご連絡下さい。