新橋(汐留)の歯医者で予約をするならナンバデンタルオフィス / 歯が抜けたままでの影響 ~発音障害~
2021/10/25
発音障害とは?
日本語は、「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」の母音とそれ以外の子音でできています。
肺から出た空気の流れが声帯を通り、口で発音が作られます。
その発音を作る部位を、「構音器官」、作られた音を「構音」と言います。
人は話をする際、唇や舌などが動きます。
母音は、唇のすぼめ具合と舌・口蓋の距離で音が作られます。
子音は、声帯を通った空気の流れを、舌や唇の動きによって音が作られます。
例えば、「マ行」「パ行」「バ行」などは、上下の唇がくっついたり離れたりします。
「タ行」「ナ行」「ラ行」などは、舌の先が上あごにつく動きをしています。
言葉を理解し、伝えたい言葉もはっきりしているが、音を作る器官や上記の動きが上手くできないと、発音に障害が生じるのです。
この様な状態を、「発音障害」(「構音障害」)といいます。
症状
・発音する際、息が鼻に漏れる
・正しく発音できない
・呂律がまわらない
・歪んだ様な音になる
歯が無い場合の症状
冒頭でお話しした通り、人は話をする際、音を作る器官や唇・舌などが動くことにより発音ができます。
その他にも、「サ行」は舌に力が入っていない状態で、舌の中央に吐く息が細かく流れることで音を作ります。
その際に前歯が無い場合、歯の隙間から空気が抜け発音がしづらくなり、発音障害を起こしてしまうのです。
患者様によっては、「音を作る器官がちゃんとしていれば発音はできる!」と思われているかもしれませんが、会話をする際も歯はとても大切な役割を持っているのです。
発音に関して、母音の完成は約3歳、子音の完成は5~7歳と言われています。
この期間に発音がきちんと行えていないと、発音障害の可能性が考えられます。
しかし、上記でお話しした通り歯が無いことが原因で、大人になっても発音障害が起こる可能性もあるのです。
さいごに
歯は食事をするためだけにあるのではなく、様々な病気にかからないためにも大切な存在なのです。
歯が無いことで、食事をする際よく噛めず、飲み込んでいると消化器官に負担がかかったり、認知症を引き起こす可能性もあります。
(認知症については、過去のブログで掲載しているので、宜しければそちらもご覧下さい。こちら→)
最初の方にもお伝えしましたが、歯は一生ものです。
ですが、医療が向上し人間の平均寿命がどんどん長くなり、残念なことに歯の寿命の方が短くなってきています。
なので、より歯を大切にすることを心掛け、毎日の歯磨きを丁寧に行い、虫歯などにかからないようにしましょう!
歯のことで何かお困りのことがございましたら、新橋(汐留)にある歯医者のナンバデンタルオフィスまで、ご相談下さい。
※ご予約は電話とメールで承っております。お気軽にご連絡下さい。
※次回は、治療方法についてお話していきます。