酸蝕歯とは? / 新橋にある歯医者のナンバデンタルオフィス
2024/07/26
【酸蝕歯とは?】
食べ物や飲み物に含まれる酸によって歯のエナメル質が溶けてしまった歯です。
人間は口にする食べ物に含まれる酸や、虫歯菌が作り出す酸によってお口の中が酸性に傾きます。唾液はその酸を洗い流し、お口の中を中性にもどして中和し、健康な状態を維持する役割があります。
しかし、酸性の強い食べ物や飲み物に長時間触れ続けていると、唾液による洗浄と中和のサイクルが間に合わず、酸により歯のエナメル質が溶けてしまうのです。
歯が溶けると、熱い物や冷たい物がしみたりします。
やがて歯の艶が消失し擦り減ったり、薄くなったり、穴があいたり、象牙質が露出してまだらに見えたりします。
歯のエナメル質が溶け出す目安は、口内の「pH」が 5.5 前後です。
味が酸っぱい=酸性ではありません。
100%のフルーツジュースや清涼飲料水・スポーツドリンク・ワイン・お酢は酸性が強いため、気付かない内に歯のエナメル質が溶けているかもしれません。
飲み方には注意が必要です。