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歯周病菌で認知症に!?/新橋汐留歯医者

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歯周病菌で認知症に!?/新橋汐留歯医者

歯周病菌で認知症に!?/新橋汐留歯医者

2021/05/11

歯周病菌で認知症に!?

 

皆様こんにちは。新橋にある歯科のナンバデンタルオフィスです。
最近、歯周病と認知症の関連性についての研究を行った記事が掲載されました。

その記事を読み「歯周病と認知症は関係するの!?」と驚き、少しでも多くの方に知っていただくため、今回は歯周病と認知症の関連性についてお話していきます。

 

研究実験

今回の実験では、若いマウスと中年のマウスを使い、歯周病を引き起こす病原因子のリポ多糖類・LPSを毎日投与し、認知機能が低下するか調べたそうです。
その後、それぞれのマウスを暗い場所に入れ電気ショックを与えると、若いマウスは暗い場所は痛い思いをすると認識し入らなくなりましたが、中年マウスはそのことを忘れて、投与開始後5週目で暗い場所に入ったいう結果が出ました。
その中年マウスの脳内は『インターロイキン1β』という炎症促進因子と大量に作り出し、脳内炎症を引き起こし、さらにアルツハイマー病の原因物質である『アミロイドβ』も大量に蓄積されていたみたいです。
また、LPS投与により脳だけでなく脾臓や肝臓にも炎症が発生したそうです。

以上のことから歯周病と認知症には関連性があることが分かります。
歯周病を引き起こす病原因子のLPSが原因で脳内炎症が起き、認知機能が低下してしまうなんて、今まで想像もしていませんでしたし、歯周病と認知症はまったく別物の病気だと思っていたので、この記事を読み驚きました。

では、認知症の原因とも言える歯周病はどうしてなるのか、詳しくお話していきましょう。

歯周病と予防

歯周病とは、歯垢の中の細菌によって歯肉に炎症を引き起こし、やがては歯を支えている骨を溶かしていく病気のことです。
歯垢は取り除かなければ硬化して歯石になり、歯を失う原因にもなります。
初期段階で、炎症が歯肉や歯茎限られている歯肉炎の状態なら、歯垢を取り除くことで、元の健康な状態に戻すことができます。
そこで大切なのは、歯磨きです!ついてしまった歯垢は、うがいだけでは取り除けないため、しっかりと歯磨きをしましょう!

ところで皆様はきちんと歯磨きをされていますか?当院ではよく患者様に歯磨き指導を行っています。
まず初めに、いつも通りの歯磨きを拝見しているのですが、多くの方が歯の表面だけを磨いているイメージでした。
厳しいようですが、これでは歯を磨いているつもりになっているだけです。

では歯周病予防のためしっかりとした歯の磨き方をご説明致しましょう。
歯周病とは、歯垢の中の細菌によって歯肉に炎症を引き起こし、やがては歯を支えている骨を溶かしていく病気のことです。
歯垢は取り除かなければ硬化して歯石になり、歯を失う原因にもなります。
初期段階で、炎症が歯肉や歯茎限られている歯肉炎の状態なら、歯垢を取り除くことで、元の健康な状態に戻すことができます。
そこで大切なのは、歯磨きです!ついてしまった歯垢は、うがいだけでは取り除けないため、しっかりと歯磨きをしましょう!

正しい歯の磨き方

まず、歯垢が残りやすい場所を理解し、より丁寧に磨きましょう!
・歯と歯の間
・歯と歯茎の境目
・奥歯の噛み合わせ
・歯並びがでこぼこしている所

では次に歯の磨き方です。
1.歯ブラシは、『鉛筆持ち』で
→歯ブラシをグーで持っている方が多いのですが、それだと力が入りすぎてしまいます。
 歯にかける力は、だいたい200gと言われています。
 歯ブラシを鉛筆持ちにすると程よい力で磨けるようになります。

2.歯の外側は、歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に『斜め45度』で当て、『5~10㎝』を目安に小刻みに磨く。
→上記でもお伝えした通り歯の表面だけを磨いている方がほとんどです。
 歯垢が残りやすい歯と歯茎の境目は45度で当てて頂くと『歯の際』まで綺麗に磨けます。

3.奥歯の外側は、『半分口を閉じ』、磨く方と反対側に『顎をずらす』
→奥歯は歯ブラシのヘッドが入りずらく、磨きにくいです。
 そこで、半分口を閉じ顎をずらして頂くことで、奥まで入るようになり磨きやすくなります。
 この際も斜め45度で磨いてください。

4.歯の内側は、歯ブラシを『立てて1本磨き』をするイメージで
→内側も横で斜め45度で歯と歯茎の境目を磨きますが、歯は円状にカーブしているので、
 歯ブラシを横にしても当たらない部分があります。
 ですので、歯ブラシを立てて1本ずつ歯の奥側、手前側と磨いていきましょう。

5.前歯の内側も歯ブラシを『立てて磨く』
→前歯は特に歯石がつく場所です。ですが、それも磨き方によって改善します。
 きちんと磨けていない方は、歯ブラシが横になっていたり、
 立てる角度が足りていなかったりします。
 4番と同じように、カーブしている部分は、歯ブラシを横にしても当たりません。
 ですので、歯ブラシがまっすぐになるくらい立てて磨きましょう。

6.噛み合わせ部分は奥から手前に歯ブラシを動かす。

7.歯並びがでこぼこしている方は、歯ブラシを立てて1本ずつ磨く
→歯並びがでこぼこしていると、横では磨けない部分が出てきます。
 歯ブラシを縦に立てて毛先を上下に動かし1本1本丁寧に磨きましょう。

最後に

カイコ冬虫夏草(とうちゅうかそう)という、虫や蛹などに寄生して育つキノコから発見された新規物質『ナトリード』というものが、脳内炎症を抑えるという研究結果も出ているそうです。
ですが、そこから決定的な治療薬や予防薬ができるのはまだまだ先のことだと思います。
ですので、歯周病菌により認知症になる危険性があるのでしっかりとした歯磨きを心掛けたり、定期的に歯科に通いクリーニングを行うことが大切です。

定期的なクリーニングを行っていない方や、何か歯に心配事がある方はお気軽に当院へご連絡下さい。

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